韓国のダイソー | ショッピングの人類学

ショッピングの人類学

モノを買い、コトを楽しむ人間の生態を観察する、ショッピング人類学のブログ

「オソオセヨー、ダイソーイムニダ」(いらっしゃいませ、ダイソーで~す)
韓国・プサンのダイソーにひびく声。

知らないあいだに、プサンの西面(ソミョン)の地下街にダイソーができていた。
百円ショップが海外進出するのは、別におどろくことではないが、韓国で上手くやっていけるかは少々疑問。
すでに、韓国で何軒も店をたたんでいる。

さて、プサン・ダイソーの雰囲気はというと、日本とほとんど同じ。
しかも、商品のパッケージがすべて日本語だから、ダイソーをそのまま日本からもってきたという感じ。
ただ、店のレイアウトが雑然としていて、品揃えもあまりよくない。

韓国で百円ショップが永続きしない理由はわかる。
路上や市場では、百円ショップで売られているものとほぼ同じものが、同じかそれよりも安い値段で買えるからだ。
日本で百円ショップが繁盛するのは、「えっ、こんなの百円で買えるの!」という驚きと、圧倒的な品揃えで、見て楽しむというエンターテイメント性を付加しているからだろう。
プサンには頻繁にいくので、ダイソー・プサン店、どうなるか見守りたい。